血痕が結婚
こんばんは、粗大ゴミです。
僕が洗濯をしたのは、今日の朝飯前です。一人暮らしを始めた頃は洗濯するだけでも一苦労でしたが、今ではもう朝飯前です。
電車に乗っていたら、どこかのスポーツチームの小学生が大勢乗ってきました。バレーボールでしょうか。まあうるさいのは100歩譲って目を瞑るとして、とにかく汗臭いんです。
気分が悪いです。最悪なことに隣の人が偶然降りて、そこに座ってきました。移動したくても、混雑していてそれどころではありません。
7並べで8を止められているような気分です。
まだ制汗剤をつけるような色気付いた年齢ではないのでしょう。まだ性感帯を知ることに怖気付いた年齢なのでしょう。
ネットの上で球体の攻め合いをして汗を流しているこの子たちも、ベッドの上で求愛の責め合いをして汗を流す日が来るのでしょう。
みんなスマホを持っていました。もうすでに汚れた世界の存在に薄々気付いているかもしれません。
初めて足を踏み入れた時は人それぞれ違います。僕は小学5年生の春か夏ぐらいでした。グランドに置いてある点数が書き込める黒板に、でかでかとあのアルファベット3文字が書かれていました。
周りは何のことか知っている様子で、まだ知らないと思われるのが恥ずかしくて聞けないままで、知りたくて家のパソコンの検索するところに打ち込んで、検索ボタンを押したあの左クリックが汚れた世界への扉を開くボタンでした。
汚れたって表現を使ってますけど、綺麗なままでは子供はできません。適度に汚れて夫婦ごっこです。
誓いのキスをして、近いところにいつもいて、初めて夫婦ごっこがごっこではなくなるんです。
夫でもなく主人でもなく旦那って呼ばれたいです。妻でもなく女房でもなく嫁って呼びたいです。
以上、不倫に憧れる粗大ゴミでした。
さよなら、バイバイ、じゃあね、またね。
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