隊長の体調
こんばんは、粗大ゴミです。
ゼミに夏合宿というものがあります。他のゼミで合宿と言えば、慰安旅行です。しかし、僕のゼミで合宿と言えば、死刑執行です。
研究の成果を持ち寄って、わざわざ雷に打たれに行くんです。OBも参加するので、普段の発表よりも多い人たちに囲まれて、公開処刑されます。
最初から赤紙が来ているようなもので、参加しなければなりません。新品のバスタオルみたいな教授のことです。こんなバカなことやめにしようと言ったところで、聞いてくれません。
教授のご機嫌でも取っておけば、少しは緩和される気がしますけど、何て言うんですかね、不器用なのでそういう世渡り上手な立ち回りが苦手です。
油は叩き売りしてますけど、媚は販売中止です。
またゼミの話になってすいません。。
ゼミに関する悪口なら無限に出てきます。普段から言っていて、ここでも言うぐらいなのにまだまだ在庫があります。
ここからは別の話になります。そもそもゼミというものが何なのか分からない方もいると思いますので。
何か良いことがあって、大事な場面で笑いそうになっても、思い出しただけで真顔をキープできる過去が誰しもあると思います。僕にとっては、あのしゃくれた女の一言やあの店長の怒鳴り声です。
そういう嫌な気持ちについて話したいと思います。
僕が誰かからもらった嫌な気持ちがここにあります。その誰かのもまた違う誰かからもらったものでしょう。回覧板みたいに、僕は今日も誰かのところへ持って行きます。
雨雲をどこかに追いやっているだけで、晴れたと勘違いします。
そうやって巡り巡っているだけで、無くなりはしません。この嫌な気持ちは、いつどこで生まれたものなのでしょう。ワインみたいに、何年ものだとか産地とかありそうですね。
擦り減らずにずっと同じ大きさなのでしょうか。小さくなる以前に、大きくなっている可能性もありますが。
前に持ってた嫌な気持ちと、再会したことあったりしてなんて考えてしまいます。「久しぶり」ぐらいは言ってやりたいものです。
例えば、相手に傷付ける気がなくても、僕は勝手に嫌な気持ちになります。そうです、嫌な気持ちは、何もないところから生まれることができるんです。
みんな一つは持っていて、それを名刺みたいに交換しているだけかもしれません。それに増えることも考慮すると、無くなるはずないですよね。不快なぐらい深いなって思います。
ストレスを発散しても、追いつきません。ましてや、そのストレスの発散で誰かが嫌な気持ちになれば、元も子もないです。
目が見えなければ差別もできないし、耳が聞こえなければ悪口も気にならないし、言葉が話せなければ誰も傷付けずに済みます。誰だって嫌な気持ちなんて欲しくないです。
言葉があるから伝わるんです。何も話せなくていいし、何も分からなくていいです。
心があるから感じるんです。何も考えなくていいし、何も変わらなくていいです。
見世物にされる動物にも、理由なく殺される虫にもなりたくないです。生まれ変わったら何になるのが一番良いですかね。美術館の壁とか平和そうで良いですね笑
体調が悪い隊長も、断腸の思いの団長も、人の見方も敵も味方も、どうでもよくなりますね。
以上、全世界の生き物が同時にジャンプして勢いよく着地したら、地球が割れないかななんて考えてる粗大ゴミでした。
さよなら、バイバイ、じゃあね、またね。